5つの経(グループ)のお話
前回お話した、重要な5つの経について
今回は流れている場所と、働いている内蔵などを、お話します
1 肺経
鎖骨の外側から、腕の全面外側、親指に向かって流れている。
胃・大腸・肺・気管も間係している。
(呼吸器疾患・胸苦しさ・皮膚病・風邪)
4 脾経
足の親指から始まって、ふくらはぎの内側、太腿の内側と全面、お腹の前と脇腹あたりに向かって流れている。
胃・脾・咽喉・舌・心臓・生殖器も間係している。
(消化器疾患・婦人病・生殖器疾患・筋肉、神経、皮膚の病変)
5 心経
心臓から脇の下に出て、腕の前内側(手の平、小指側)に流れる
心・小腸・咽も間係している。
(心疾患・熱・精神神経症・手掌のほてり、痛み)
8 腎経
足の小指から足の裏中央、内くるぶし、かかと、足の内側、足の後ろ、お腹のおへそ近く、胸に流れる
肛門・生殖器・腎臓・膀胱・肝・肺・心・も間係している。
(泌尿器疾患・生殖器疾患・浮腫・呼吸器疾患・心疾患・骨疾患)
12 肝経
足の親指の示指側から、足の甲、内くるぶしの前、足の内側、生殖器、下腹、脇腹、横隔膜を貫いて、肋骨当たりに広がり、食堂、気管、喉、目、額、頭の頂上に流れる
生殖器・肝・胆・口・食堂・喉・目・脳・肺・胃
(肝疾患・胆疾患・泌尿器疾患・生殖器疾患・婦人病・消化器疾患・腰痛・膝痛・神経痛・筋肉痛・腹痛・目病)
大まかですが、こんな感じです。
例えば、腎経でも、肝経でも、同じ疾患(例えば泌尿器疾患など)があリますよね、
どちらが悪いのか、迷うと思います。
難しいのですが、両方(腎経も肝経)とも働きがおちているのです。
そういう場合は季節を一番に考えます。(自然の摂理と考えて下さい)
春なら、肝経(もしくは春に間係するツボ)を治療します。(肝経は、春に病みやすいから)
冬なら、腎経(もしくは冬に間係するツボ)を治療します。(腎経は、冬に病みやすいから)
その季節に病みやすいのです
ちなみに、
初夏なら、心経(もしくは初夏に間係するツボ)
真夏なら、脾経(もしくは真夏に間係するツボ)
秋なら、肺経(もしくは秋に間係するツボ)
季節に間係するツボもそれぞれの「経」にあります。
この辺をまた詳しくお伝えしますね。
次回は今の季節に関わりが大きい「肝経」についてお話致します。
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