動脈硬化症について
前回の高血圧の続きです・・・
高血圧になると、動脈硬化が進むと申し上げました。
今回は動脈硬化について、簡単にお伝えしたいと思います。
①動脈の血管が堅くなって弾力性がなくなり、壊れやすくなってしまう
輪ゴムを想像して頂けると良いかと思います。
弾力性があると伸び縮みするけど、かたくなると切れてしまいますよね。
年齢と共に、確実に弾力性は衰えてきます。
だからこそ、日頃から血管に負担がかからないように気をつけたいですね。
②動脈の血管の中に、コレステロールや中性脂肪などが沈着して詰まらせてしまう。
ホースの中に泥やゴミなどがつまると、水が流れなくなってしまいますよね。
この為に、血管の中を血液がスムーズに通らなくなってしまうのです。
動脈硬化が進むと、血液が通りにくくなる
↓
血液を通そうとして、心臓は頑張る
↓
勢いよく流れてくる血液を受けて、血管に負担が来る(=血圧が高くなる)
↓
血管が傷つく
↓
動脈硬化が進む(悪循環)
【動脈硬化を防ぐには・・・】
①食事に気をつける
コレステロール・脂肪を多く摂りすぎる事が動脈硬化の原因です。
脂肪の多い食事を避けるだけではダメです。
炭水化物は糖に変わります。
糖は脂肪に変わります。
人間の身体って、いざという時の為に、
不要なエネルギーを脂肪として、身体に貯めておいてくれるのですよね
貯めておいてくれている場所にも注意して下さい!
皮下脂肪として貯めていてくれる場合は分かりやすいのですが、
ひっそりと肝臓のまわりに貯めておいてくれる「脂肪肝」とういうのもあります。
さらに!!
どこにもたまらず、血液の中を中性脂肪として、グルグル廻っている場合もあります。
痩せていても、「メタボですよ」と言われてしまうのが、このタイプです。
②運動する
運動して、余分な脂肪を燃やしてください。
脂肪は1グラムで、9.3キロカロリーのエネルギーを出すと言われています。
炭水化物は1グラムで、4.1キロカロリー
たんぱく質も1グラムで、4.1キロカロリー
脂肪の多い食事は、炭水化物やタンパク質よりも、たくさんのエネルギーを作ります。
それだけ、沢山食べると、余計なエネルギーとして身体に貯めこまれてしまうと、イメージしたら良いのではないでしょうか?
(もちろん、脂肪も身体にとって必要な栄養素ですので、全く食べない方が良いというわけではありません。)
そして、炭水化物は糖に分解され、
糖は脂肪として貯められるということを忘れないで下さいね。
なんにせよ、食物として頂いた命を
無駄に貯めることなく、身体に役立ててあげたいですね。
③そして食事のバランスに気をつける
コレステロールを多く摂りすぎるのはいけないのですが、
摂らなすぎもダメなんです。
善玉コレステロール(HDL コレステロール)
悪玉コレステロール(LDL コレステロール)
という言葉をお聞きになった事があるとは思います。
善玉コレステロールは、 肝臓に余分なコレステロールを戻してくれます。
(血液中の悪玉コレステロールを無くし、動脈硬化を防いでくれます)
★豆類・食物繊維・魚を中心としたたんぱく質を摂る。
★水分を充分とって、血液を薄める
★一日に30品目を食べる。一日に難しければ、2~5日に分けて平均して摂るようしても良いそうです。
人は加齢とともに、必ず動脈硬化が進みます。
だから、余計に普段から気をつけて下さいね。
~∞~∞~ちょっと身体にやさしくしてみませんか?~∞~∞~
鍼灸おかだ治療院 http://www.harikyu-okada.net/
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