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生姜について

生姜は沢山の有効成分が証明されている事は

皆様ご存知ですよね。

    

   

しょうがは「生姜(しょうきょう)」とも呼ばれ、古くから薬として使われて来ました。

 

その効能には

①解表散寒…寒気を追い払い風邪に効果がある

②温肺止咳…肺の機能を高め、咳を止める

③温中止嘔…胃腸を温め、胃腸の冷えを伴った嘔吐を止める

・・・などがあります

  

すりおろして、お味噌汁にいれたり、
薬味としておかずに添えたり、
特にこの寒い時期には毎日摂ると良いでしょう。

    

      

   

鍼灸治療にも生姜は使われていました。

「隔物灸」という言葉はご存知でしょうか?

 

お灸と皮膚の間に「塩」「味噌」「ニンニクのスライスしたもの」「生姜のスライスしたもの」を

置いて、据える「灸方法」です。

それらの成分が皮膚から入り、体に作用する。

  

  

実は、私これについて研究し、論文発表したことがあります。

生姜成分と熱刺激が皮膚温に与える影響について
岡田佳子*, 川端洋子*, 桑原真紀*, 高柳治奈*, 戸村多郎*, 奥田学*, 山本博司*, 坂口俊二**, 寺田和史***
*関西医療学園専門学校, **関西鍼灸大学, ***和歌山県立医科大学
東洋療法学校協会学会誌, (28) : 47-49, 2004.

  

手三里というツボ(前腕の肘の外側のちょっと下)に生姜の絞り汁を含ませた綿花をのせ

その上に熱刺激を当てる。

(日時を変えて、同じ人の同じツボに、普通の水を含ませた綿花をのせ、

その上に熱刺激を当てる。)

  

そしてサーモグラフィーで体温を測定します。

 

すると、生姜をのせた時の方が、体温が上昇しているという結果になりました。

  

生姜の成分は、「本当に身体を温める」と言うことが証明できたのです。

  

   

お灸で、ヤケドをしやすい人に、おすすめです。

お灸と皮膚の間に生姜のスライスしたものを置いて据えてみてください。

ヤケドを防ぐ事ができるし、有効成分によって身体を温めるコトが出来ます。

 

※皮膚の弱い方はご注意ください。

   

手軽に手に入る「生姜」で

寒さに負けない身体を作ってくださいね。

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