②東洋医学の陰陽五行論
◆陰陽説
◆五行説または五臓六腑
…なんて言葉を聞いたことはありませんか?
東洋医学には欠かせない理論なのです。
◆陰陽
自然界に存在するものを、相対するものとしてとらえ、なおかつ変化するものと考えた。
・・・例えば、身体の正面から光をあてる。お腹側を「陽」として背中を「陰」とする。
でも、背中から光を当てれば、背中が「陽」になり、お腹が「陰」となる。
焦点のあてる場所、物事のとらえるところからによって、変化する。
人間の身体における「陰」「陽」のバランスを、
自然界に調和させる事ができる時、健康でいられる。
◆五行論
自然界と人間生活においての関連のある現象と物質を、五つの基本的性格に分類した。
・・・例えば、五行は「木」「火」「土」「金」「水」の性格を持つメンバーに分けられます。
メンバーをご紹介します。
「木」は肝にかかわりがある臓器であり(西洋医学でいう肝臓とは異なる働きをする)、
目や筋肉にも関係する。
「火」は循環器系に関係する臓器にかかわりがあり、血液や気持ちにも関係する。
「土」は消化器系に関係し、出血や唇に関係する。
「金」は呼吸器に関係し、排泄や皮膚に関係する。
「水」は生殖器系、泌尿器系に関係し、骨や耳に関係する。
メンバーのそれぞれは他にも、たくさんの性質を持っています。
五行のメンバーのそれぞれは、他のメンバーに影響を与えることができるので、
一つが強く作用してしまうと、他の一つが押さえつけられたりする事があるのです。
五行論は五行のメンバーのそれぞれの性質や相互作用を利用して、
人間の身体の生理・病理・診断・治療・生活環境などの把握に応用されます。
そして、東洋医学で忘れてはいけないのが、
「気」の存在です。次回に続きます。
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